Home > 新着情報 > Vitixは本当に効くの?にお答えして


2008-10-19

この文章は白斑掲示板に書き込んだものを再録しました。


vitixは本当に効くの?

Vitixは医薬品並みの二重盲検臨床試験で効果を確認しております。ご安心下さい。
しかし、ある白斑治療で高名なお医者さんが『私の答えは「NO」です。』とお書きになったブログを見つけたときはビックリしました。
そしてその根拠としている論文を読んで2度ビックリしました。皆さんもご存知の立派な先生がこの様なことを軽はずみな気持ちでお書きになる訳はないのに、その論文が結論している以上のことをお書きになっていることにビックリしました。
『ある医薬品が効果を示す』と言う為には、誰が本当の薬を使っているか判らない状態にして(二重盲検試験と呼びます)試験を実施して、確かに(有意差を持って)効いているとの証拠を出さねばなりません。数十人から数百人、場合によっては数千人の患者さんにご協力いただいて実施します。その結果が出るまでは、何人の患者さんに効いたが何人の患者さんには効かなかった、と言えるだけです。逆も然りです。例えば数千人の患者さんに二重盲検試験を実施したが、効果ありの有意差は出なかった時に初めて、(この限りで)この医薬品は効かない、とハッキリいえます。 これが医薬品開発・評価の基本です。
その根拠とした論文の中では6人の患者さんにVitixを試されたようです。効果の判定方法は書かれておりません。試験方法についても書かれていません。(論文とは言いながら手紙形式の簡単な報告なので仕方ないのですが。)従ってこの6人の患者さんにVitixが効果が無かったのかどうか、はっきりしないと言ったほうが正確です。でも結論は『6人の患者さんに効かなかった』でした。たとえ90%の奏効率でも1000人の内100人は効かないのですから、これは仕方ありません。でもこの結論から『Vitixは効かない』と総括するのは、医薬品開発の常識から外れます。
一方で、Vitixが二重盲検試験で有意差を持って効いた、との論文については何も触れておりませんでした。『6人の患者さんに効かなかった』と『Vitixは効かない』との間には、内容的に天地の差があることをご存じないことにビックリしました。
この根拠とした論文の本命は『カタラーゼ活性がVitixには無い』と言うことです。これはもちろん死海の塩と比較して、の話です。その論文をお出しになったK. Schallreuter博士は死海の塩にカタラーゼ活性があることに注目して白斑の治療に応用されています。もっと正確に言うと、カタラーゼ活性のみに注目されています。博士の提唱する治療法は、白斑患部の過酸化水素に直接働いて取り除こうとする方法です。VitixはSOD/カタラーゼを含み、皮膚細胞の活性酸素への抵抗性を上げることで効果を期待するのですから、博士としてもカタラーゼ活性の比較をしたくなったのでしょう。結果は死海の塩はカタラーゼ活性有、Vitixは無し、でした。当然です。実際に白斑部位で発生する過酸化水素の1000倍か10000倍の量の過酸化水素に対して、Vitixに含まれるカタラーゼ酵素が効果を発揮したら、白斑部位に何を引き起こすか想像したくありません。そしてこの結果を持って『Vitixにカタラーゼ活性無し』とし、更に白斑治療効果なしとするのは、理屈が通っているとは申し上げられません。(ハッキリ言って言い掛かりとしか言い様がありません。失礼。)たとえば骨切り包丁は骨を切れますが、菜切り包丁は骨を切れません。だからと言って菜切り包丁が切れないとは誰も言いません。これと同じ論理のすり替えです。
ご存知のように、白斑治療の定法はまだありません。多くの医者や研究者が日夜努力されております。それぞれの信念に沿って治療法を開発・改善しています。その治療法の評価が確定するまでには、その方法を公開し、追試を受けて・・・との長い時間を必要とします。開発段階ではまだ本当に効くのがどうか、評価は定まりません。医薬品の場合には二重盲検試験で有意差を出してからやっと評価が定まります。開発する人の思い込みを避けるためです。本当は『何%の奏効率である』と言えるのは、この様な客観的評価が得られた上で始めて言える事なのです。Vitixの評価は出ました。地道な努力をしている側から言えば、あまりに作為的な論文を基に難癖をつけることは大変遺憾です。 本心を申し上げますと、この様な書き込みはしたくありません。唯、真摯な科学的態度で議論をして頂けることが実現するのならと思い、投稿させて頂きました。欧米では学者同士の議論はとても活発です。ですがその片方の意見のみを取り上げ、あたかも確立した学説かのように言いふらす事は、白斑治療の発展にとって益をもたらすこととはとても思えないのです。

最後にこの論文のタイトルと雑誌をご紹介いたします。
インターネットでは中身を読めませんので、必要な方はinfo@sante-naturelle.jpまで請求下さい。
Karin U. Schallreuter: Vitix-a new treatment for vitiligo? International Journal of Dermatology 2005, 44, 969-970
中野 サンテナチュレル

Home会社概要プライバシーポリシー特定商取引法の表記