Home > 紫外線照射試験ー紫外線照射試験結果の詳細



ここでは何故ECPPが紫外線アレルギーに効果を示すのか、それらしい説明をします。
ECPPにはメロンのエキスやワインのポリフェノールなどの抗酸化物質が含まれていますが、ここでは特にメロンのエキスの効果について説明します。
その仮説の中心は活性酸素パラドックスと呼ばれるもので、 『一過性の酸素ストレスは酸素ストレスへの抵抗性を亢進させる』ことが出発点となります。下の図を見てください。

1)ショウジョウバエの平均寿命は約20日ですが、
2)純粋酸素での平均寿命は約10日に縮まります。
3)ところが、純粋酸素下で3日間飼育後、通常条件へ戻すと平均寿命は約30日となることがわかります。

この原理を使った酸素カプセルをご存知ですか?
ベッカムカプセルとか数年前の夏の甲子園で有名になりました。活性酸素パラドックスとは『適度な酸素ストレスは生体の酸素ストレスへの抵抗性を高める』ということなのです。




それならば酸素カプセルの代わりに『活性酸素パラドックス』を食品で実現できないかと考えたのが、ある腐らない特殊なメロンの果肉エキスを使った実験です。この実験は学術雑誌に報告されています。要約すると、特殊メロンの果汁エキス(胃の中で壊れないように細工をしてあります)を2週間飲んだ後に強烈な酸素ストレスを与えます。すると普通なら血液中の白血球のDNAがズタズタに切れてしまうのですが、特殊果汁メロンエキスを飲んでおけば、DNAは同じ酸素ストレスに晒されても切れなかったという結果です。

少し難しく言えば『メロンエキス摂取は、一過性の酸素ストレス付加と同様の酸素ストレスへの抵抗性亢進を誘導する』ということです。


実験条件
・被験者:健常者20名 スキューバ・ダイバー(海難救助員)
・試験設計:無作為・盲検試験
・メロンSOD摂取期間:14日間、1000UI-NBT/日
・HBO条件:2.5気圧、100%酸素下、2x30 min.
・採血:HBO環境の終了時
・測定項目
 ・コメットアッセイ
 ・Isoprostane
 ・SOD Cu/Zinc
 ・Catalase
 ・Glutathione Peroxydase
 ・GSH/GSSG
 ・Malondialdehyde (MDA)


前の実験から容易に予想できることは、『メロンエキスが酸素ストレスへの抵抗性を高めるなら、ヒトの紫外線への抵抗性は高まる』ということになります。実際にヒトの背中に紫外線の量を変えて紅班(エリスマ値)が生じるか、メロンエキスを摂取することで紫外線への抵抗力が強くなるか、の実験をしました。結果は下図の通りで、見事に紫外線への抵抗力の強化が確認できました。

試験のデザイン:紫外線照射量を変化させ、紅班(エリスマ値)を測定
被試験者:健康な35歳から45歳女性 11人



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